モデルプラン15

エコ農業、エコ農産物、共同組合

© Yvonne Megens
Organic farming

   ライン=ネッカー広域連合では今世紀の初めには「ローカル・アジェンダ21」の枠組みの中でエコ農業が支援され、有機農産物の市民の受け入れを高めるために社会実験が行われました。

   例えばハイデルベルクでは、業界における有機食品の受け入れ向上のために1996年にヨーロッパの社会実験「環境に優しい飲食業界」が実施されました。その後数年にわたって「サステイナブルツーリズム」採用への取り組みが始まり、市内の大規模な 厨房施設が取り入れた有機食品が大きな反響を呼びました。これはエコ農業による生産物、いわゆる有機農産物の利用と受け入れに今日でも影響を及ぼしています。それ以来、ライン=ネッカー広域連合には多くのエコ農場が誕生しています。彼らは生産物の一部を直接市場に出荷し、宿泊施設や大型の厨房施設などにも供給しています。

   最近では、エコ農業者は共同組合を通して生産物を直接市場に出しています。有機生産に関心を持った市民は農産物を求める形でエコ農業に出資をし、農産物の受給によって利益を得ています。これにより農業者は大変厳しい価格競争を免れています。

視察:
生産物を直接市場に出荷している協同組合モデルのエコファーマーを視察します。