モデルプラン8

  ドイツではエネルギー転換を進めるために、多くの市民がエネルギー協同組合を設立し、集合型風力発電所やソーラーパーク、バイオマス施設などを自らのイニシアチブと投資で動かしています。数多くのボランティアのエネルギー団体と共同体が、現場で積極的に活動しています。彼らは地方自治体と共にエネルギー施設の建設に取りかかり、共にネットワークを作っています。州の財政支援も受けながら、地域熱供給の共同組合やバイオエネルギー村などが生まれています。

  市民はこのような施設から大きなメリットを得ています。決定参加、安全で経済的かつ環境に優しいエネルギーの供給、再生可能エネルギー法による国からの支援です。積極的な住民参加によって、より多くの人がエネルギー供給に必要な建て直しを知るようになり、直接関係する市民たちの間では新エネルギーの受け入れが高まっています。これにより、過去にほかのケースで起こったようなプロジェクトに反対する住民運動はほぼなくなりました。